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妊娠中期の症状と改善方法

妊娠中期って?心身ともに安定するこの時期に適度な運動を始めてみましょう

安定期に入るこの頃には、胎盤が完成し、胎盤とへその緒を通してママから栄養や酸素をもらえるようになるため、赤ちゃんはぐんぐんと大きくなっていきます。お腹の膨らみが目立ち始めてきて、胎動を感じるのもこの頃。ママとしての実感が一段と強くなる時期でもあります。また、不快な症状も落ち着いてくるため、毎日の生活が楽しめるようになってきます。つわりなどによって不規則な生活を送っていた人も、生活を見直し、栄養バランスのとれた食事や規則正しい生活を心がけてみましょう。

そして、運動を始めるのに最適なのもこの時期です。マタニティスイミングやマタニティヨガなどいろいろな方法があるので、医師と相談しながら自分に適した方法を見つけてみましょう。運動が苦手な人は、散歩など自分でできる範囲で行い、無理をしない程度に身体を動かすことを心がけて。途中、お腹の張りを感じたら、すぐに身体を休ませましょう。

妊娠中期のつらい症状はこうやって解決!

腰痛-ほとんどの人が経験するつらい腰痛

妊娠すると、出産時に赤ちゃんが骨盤を通るのに備えて、骨盤を固定しているじん帯がゆるみ、お腹が膨らみ始めてきます。この頃から赤ちゃんが急に大きくなり始めるため、お腹の重みに従って身体のバランスが前方に傾きます。すると、身体は前に倒れないようにバランスをとろうとするため、背骨が「くの字」に湾曲し、腰痛を引き起こすのです。

また妊娠中は、気・血・水の循環が悪く、滞りやすくなります。そのため、長時間同じ姿勢でいたり、冷房によって冷えたりすると骨盤内の血行が悪くなり、腰痛の症状が出てくることもあります。まずは、無理をしない程度に体を動かして、身体全体の代謝の改善を図りましょう。

効くツボ

懸鐘 - 下半身の調子を整える
外くるぶしから4本分上にあるツボ。ここを親指の腹で刺激します。

腰腿点 - 急な痛みを和らげる
手の甲側にあり、人指し指と中指、薬指と小指の間を手首に向かってなぞっていくと指が止まるところ。急性腰痛に効果があります。

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むくみ・静脈瘤-むくみが悪化すると静脈瘤を引き起こす

妊娠中期のむくみの原因は、身体の自由が利かなくなるため、使う筋肉と使わない筋肉の差が出ることで身体のバランスが悪くなって起こる場合と、お腹が大きくなることで下半身から戻ってくる血流が圧迫されて起こる場合があります。また、つわりによって食事が偏ることで、気の生成がうまく行えず、推動作用(血や水を循環させる力)が低下してむくみが起こることもあります。

これらのむくみの症状が悪化すると、静脈瘤を引き起こしてしまうのです。静脈瘤とは、血行不良によって行き場を失った血が膨らみ、こぶになってしまうこと。主に下半身に現れ、重だるさを感じます。症状を予防するためには、適度な運動を行い、血行を高めて代謝を活性化させることが大切です。

効くツボ

豊隆 - むくみを解消する
ひざの外側と外くるぶしを結んだ線の中間にあるツボ。親指で3~5秒間押して、ゆっくり離す、を繰り返します。

復溜 - 冷えやむくみを和らげる
内くるぶしから指3本分上のアキレス腱の前のくぼみにあるツボ。血行やリンパの流れがよくなり、冷えやむくみに効果があります。

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妊娠線-お腹だけでなく、全身に表れる妊娠線

お腹が大きくなり始める妊娠6ヶ月頃から症状が出てきます。妊娠線は一度できてしまうと消すことができないため、事前に予防することが大切です。皮膚の潤いが足りないと表皮が伸びにくくなり、この線が出やすくなるので注意しましょう。表皮の乾燥を防ぐためにも、オイルやクリームを塗ってつねに保湿をすることを忘れずに。また、多くの妊婦さんは「妊娠線はお腹にできるもの」と思いがちですが、実は全身どこにでも現れるおそれがあるため、全身にマッサージするようにオイルやクリームを塗り込むことをおすすめします。

また、妊娠中に体重が急激に増えることも妊娠線を作ってしまう原因です。日頃から、身体を動かすよう心がけて、筋力を衰えさせないことが大切。散歩やウォーキングなど、適度な運動を続けてみましょう。

効くツボ

足三里 - 急激なお腹の張りやむくみを解消する
ひざのお皿の下にあるくぼみから、指4本分下にあるツボ。妊娠線ができにくい状態にしてくれます。

太谿 - 婦人科系のトラブルに効果がある
内くるぶしのすぐ後ろ、アキレス腱との間のくぼみ。婦人科系の不調を改善します。

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目の疲れ-目の酷使を避けて血行をよくし、視力の低下を最小限に抑えて

妊娠中は、赤ちゃんへ栄養を送ることが優先されるため、目など血管の細いところに栄養が行き渡りにくくなり、目が疲れやすくなります。目の疲れを感じるタイミングも早く、明るいうちから目がかすんだり、まぶたが重くなったりすることも。この時期に目を酷使すると、出産後に視力が回復しづらくなってしまいます。やむを得ずパソコンを使う際は明るい場所を選び、長時間の使用は避けましょう。一定時間が経過したら、目を温めて血行をよくすることも大切です。

とくに初めての妊娠の場合は、本や雑誌をたくさん読んで勉強をする妊婦さんも多いはず。その際は明るい場所で、正しい姿勢で、長時間ではなく休み休み読むように心がけましょう。

効くツボ

攅竹 - 目の疲労を回復する
眉毛のいちばん内側のところにあるツボ。人指し指を当て、小さく時計まわりに10回ほどゆっくり刺激します。終わったら反対まわしに10回。

太陽 - 目のまわりのすべての疾患に効く
目尻と眉尻の間の中間から耳へ指2本分移動したところにあるツボ。親指の腹でゆっくりと力を入れて押します。

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痔-便秘や下痢を改善することが痔を予防する第一歩

妊娠、出産を経験すると、痔になる人が増加します。これは、妊娠中に大きくなった子宮の重みで、肛門の近くを通る静脈が圧迫されるため。また、便秘になると腸の動きが鈍くなって肛門付近の血行も悪くなり、痔の症状が現れるので注意しましょう。なかには、肛門が外に出て戻らなくなる「脱肛」になる人も。痔には、切れ痔、イボ痔などいくつかの種類があるため、それぞれの症状に合わせた対処を行う必要があります。

なお痔を予防するためには、辛いものや味の濃いものを控え、便秘や下痢を防ぐことが第一。また、身体を温めて血行をよくする、つねに清潔にしておく、長時間の座りっぱなしを避ける、軽い運動を行うなども大切です。

効くツボ

長強 - 痔に効くツボ
肛門の上、尾骨の先端のあたりにある、痔の治療に欠かせないツボの1つ。3~5秒指圧します。

承扶 - 肛門付近のトラブルに効果がある
お尻と太ももの間に横に伸びた溝の、ほぼ中央にあるツボ。

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体重の増加-気持ちが落ち着いてくる安定期は食欲も増すため要注意

ようやくつわりなども治まり、不安定な妊娠期間が終わりを迎え始めるこの時期は、食欲が増し、体重オーバーになりがちです。妊娠中の急激な体重増加は、妊娠高血圧症候群や糖尿病などのトラブルを引き起こしやすいため、注意が必要。栄養バランスのとれた食事を規則正しい時間に食べることや、運動を行うなどで、体重をコントロールしましょう。

夜間の炭水化物の摂取や、味の濃いもの、甘いもの、辛いもののとりすぎには充分注意しましょう。万が一、体重が増えすぎてしまったときは、噛む回数を増やして食事の量や回数を減らす、また買いだめしたり料理を作りすぎないようにしたりして、食べすぎを予防しましょう。

効くツボ

中かん - 急激な体重増加を抑える
みぞおちとへそを結んだ線の中間点にあるツボ。軽く3秒程度ゆっくりと押します。ストレスによる甘いもののとりすぎを抑えます。

陰陵泉 - 消化不良を抑える
ひざの内側にある突起した骨の下にあるくぼんだ部分。骨に向かって指を押し当てるように刺激します。

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貧血-貧血気味であることに気づいていない人も多い

妊娠すると、赤ちゃんへ栄養や血液を送るため、貧血になりやすくなります。貧血のおもな症状としては、立ちくらみ、不眠、汗をかきにくい、動悸、息切れなど。これらの対策としては、栄養バランスのとれた食事を心がけ、血を作る食材を意識してとるようにし、食事で血を補うことが大切です。

そのほかの貧血の原因としては「体内に血は充分あるけれども、運搬がうまくいっておらず、局所的に貧血を起こしている」という場合も。これには、適度な運動や同じ姿勢を続けるのを避けるなどで、対処しましょう。貧血は、血液検査で異常と判断されなくても症状が見られることがあります。検査結果に安心せず、普段からの食事に気を使うようにしましょう。

効くツボ

腎兪 - 血圧を上げる
おへその高さで親指を前に。ほかの4本の指を背中側にまわした状態で手を腰の横に当て、ちょうど中指が当たる位置にあるツボ。

足三里 - 動脈硬化を和らげる
ひざのお皿の下にあるくぼみから指4本分下にあるツボ。血流をよくする効果があります。

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こむら返り-痛みがつらいこむら返り

こむら返りとは、寝ているときに足の裏やふくらはぎが引きつることです。妊娠期間中は、こむら返りに悩まされる人が増加します。それは、大きくなったお腹に圧迫されて、下半身の血行が悪くなったり、また、疲労の蓄積によって血行不良となり、筋肉の伸び縮みがうまくいかなくなったりすることが原因です。

東洋医学には「陰陽説」という考え方があり、夜を陰、昼を陽と捉えています。明け方は、陰と陽が入り混じる時間帯のため、心身が不安定になりやすいといわれています。そのため、症状が明け方に起こる確率が高いのです。こむら返りを予防するためには、寝る前にストレッチをする、水分補給をしっかりと行う、それから身体を冷やさないことが大切です。

効くツボ

承筋 - 疲れによるこむら返りを防ぐ
ふくらはぎの最も太い個所の中央を、両手の親指で強めに指圧します。ふくらはぎの疲れを癒すツボのため、こむら返りにも効果的。

委中 - 下半身の痛みに効果がある
ひざの裏のくぼみの中央を、軽くなでるように刺激します。座骨神経痛をはじめ、下半身の痛み全般に効果があります。

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便秘-多くの妊婦さんが経験するつらい便秘

妊娠中期になると、ほとんどの妊婦さんが便秘に悩むといわれています。子宮がだんだん大きくなって骨盤に入り込み、腸を圧迫すること、それから、妊娠すると分泌がさかんになる黄体ホルモンに、腸の動きを鈍くする作用があることが原因です。なかには、便秘が原因で痔になってしまう人も。便秘を改善するためには、やはり決まった時間に食事をとることと、軽い運動が大切です。刺激のある辛い食べ物を減らし、野菜や繊維質の食材、果物を多くとりましょう。ヨーグルトなどの発酵した乳製品も効果的です。また、お腹を膨らませたり、へこませたりして腹筋を動かすなど、軽い運動を日常的に行って、腸や腹筋に刺激を与えましょう。

効くツボ

大腸兪 - 便意をもよおす
左右の骨盤のいちばん高いところを結ぶ線上で、背骨から外へ指2本半分のところ。

支溝 - どんな便秘にも効く
手の甲側で、手首からひじに向かって、指4本分の中央にあるツボ。

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お腹の張り-過度なストレスや長時間のお腹の張りには要注意

妊娠中期頃から、ほとんどの妊婦さんはお腹の張りを感じるようになります。これは、主に子宮の収縮運動によるものです。収縮によって子宮全体が硬くなり、お腹が張っているように感じるのです。ほかにも、日常のちょっとした刺激や過度な精神的ストレス、赤ちゃんが下りてくることなどによってお腹の張りが起こりやすくなります。一過性であれば問題ありませんが、長時間の張りは注意が必要です。お腹の張りを感じたら、できるだけ横になって身体を休ませる、お腹の緊張をとるために温めることを心がけて、身体を安静にすることが大切です。身体を冷やしたり、長時間立ちっぱなしでいたり、重いものを運んだりすると、子宮の収縮を促してお腹の張りを悪化させてしまうので、注意しましょう。

効くツボ

関元 - お腹の張りを和らげる
おへそから指4本分下のところにあるツボ。お腹を温める効果があり、冷えによるお腹の張りを和らげます。

三陰交 - 腹部全般の痛みを緩和する
内くるぶしの上から指4本分上の骨の後ろ側にあるツボ。子宮をはじめ、腰部全般の痛みを和らげる効果があります。

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